電気工事施工管理技士試験のサンプル集


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経験記述のサンプル集
 1級2級 電気工事施工管理技士試験


【1級 電気工事施工管理技士試験】


感電災害 パワーコンディショナー (安全管理のサンプル解答文)


(1) 危険性を予測した事項と理由
 綜合管理ビルのパワーコンディショナーの据付工事期間中は、交流側に充電部がないため、工事施工者がパワーコンディショナー内に自由に出入りしても感電災害の恐れは少なかった。
 しかし、パワーコンディショナー実負荷試験期間は、発電所構内が充電状態となるため、作業箇所の誤認や独断作業により、感電発生の危険性が高まるため、感電事故の防止に留意した。

(2) その対策
 パワーコンディショナー実負荷試験は、電気主任技術者の事前承認を得た機器のみ実施するものとし、作業箇所の誤認や独断作業による感電災害を防止するように努めた。
①扉鍵を厳正に管理した。
 据付工事期間中のパワーコンディショナー扉鍵は、工事施工者が管理し、使用していた。しかし、実負荷試験期間中は、電気主任技術者が扉鍵を管理し「鍵授受簿」により工事施工者に貸与することとした。工事施工者は、貸与された扉鍵のみ使用するものとし、個人持ちの扉鍵は使用厳禁とした。
②作業範囲明示図を作成した。
 工事施工者は、「作業日時」「作業内容」「操作する機器名」等を記した作業範囲明示図により、電気主任技術者に承認を得た機器のみ作業を実施することとし、感電災害を防止した。



感電災害 (安全管理のサンプル解答文)


① 危険性を予測した事項と理由
全体停電及び部分停電において、未確認の活線回路や復電時の誤送電により、点検作業員の充電部接触による感電災害が予測されたため。


② その対策
1.作業計画書を作成し、作業内容・手順・工程・体制・安全管理等を事前に周知した。
2.単線結線図・系統図等に全体及び部分停電範囲を色分けして図示し、電気室内に明示した。
3.作業内容及び手順を時系列で記載したチェックリストを系統図の横に貼付し、開始及び修了ごとにチェックマークをつけるようにした。
4.作業指揮者を選定し、指揮命令系統を確立して、作業指揮者の指示により、停電及び復電を行うことを厳守させた。
5.各作業者には検電器を携帯させ、検電確認後の作業を遵守させた。また、作業毎に報告及び連絡を作業指揮者に行った。


施工完了から引渡しの機材管理 (品質管理のサンプル解答文)


① 留意した事項と理由
 受変電機器・発電機及び各所に設置された分電盤・動力制御盤の端子部分の締付不良や圧着不良による、発熱・焼損の恐れがあるのが予測されたため。

② その対策
1.盤類の端子締付チェックリストを作成し、端子のボルト・ナット・ビスのサイズ毎にトルクレンチ・トルクドライバにて規定値で締付けているか確認し記録した。
2.確認した端子にはチェックマークを施し、色は工場のチェックマークと区別できる色とした。
3.圧着不良による発熱・焼損防止のため、端子の圧着状態や適合端子の選定も確認した。
4.接地端子も発熱・焼損の恐れを同様に確認し、チェックマークを施した。
5.送電後の試運転時に端子部の目視及び、端子直近のケーブル絶縁部を触手により異常ないか確認した。


【2級 電気工事施工管理技士試験】


墜落飛来落下災害 電線引込作業(安全管理サンプル)

(1) 危険性を予測した事項と理由
 本工事は、電線引き込み作業が高さ2~5mの高所作業であり、鋼管足場を組み立て、足場上の作業となった。
 そのため、作業員が足場を踏み外す墜落災害と、ラチェットレンチ工具や支線用碍子など配線資材の落下による、墜落・飛来災害の防止に留意した。

(2) その対策
①作業実施前のTBMでKYKの実施により、足場移動時の墜落が危険予知された。そのため、安全帯を必ず使用することを作業員全員で唱和し、安全帯の不使用作業を禁止した。
②高さ2mの引きこみ口への配線作業では、作業場所が狭く足場を組めないことから、脚立上での作業となった。脚立上作業は不安定となる恐れがあるため、作業員2名体制で作業して一人が脚立を支えるようにし、作業員の転落防止を図った。
③足場周辺下側では電気作業員だけでなく、土木工が輻輳作業していたため、電気工具や配線資材の落下による飛来・落下災害が予想された。その対策として、監視員を配置・巡回させ、上下作業を禁止し注意喚起した。


関連工事遅延 火災報知設備 (工程管理のサンプル)

(1) 工程管理上の問題と理由
 本工事はABCビル建設に伴う自動火災報知設備設置工事であった。屋外工事を進めるにあたり不測の降雨により、先行作業である土木工事(他業者)に遅れが生じた。
 しかし、ビルの完成の工程は当初計画から変更できないため、電気工事の弾力的な管理運営による工程調整が必要になった。
 そのため、クリティカル工事の抽出と施工方法の検討を行い、工期を厳守した工程計画に留意した。

(2) その対策
① バーチャート・工程出来高曲線図を、竣工日から逆算法を用いて修正するとともに、一日平均施工量を確保するため、身体障害者に対応した警報設備の設置工事の作業班を2班に分け、並行作業を実施した。
② ABCビル建設の元請け会社を中心に毎日の工程会議を行うことを提案し、障害となる工事が起きたときは関係業者間で時間単位の工程調整を行った。
③ 自動火災報知設備の設置工事については、作業標準書・施工図に所定の品質規格値、施工方法を明記するとともに、作業班は配線技能士と熟練工を中心にした班編成とした。 調整の結果、火災報知機器の設置などの施工ミスによる手直し作業、手戻り作業の発生を抑制することができた。


【1級 電気工事施工管理技士試験】

 安全管理 予想 R01 H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24-
H16
 感電災害 5
  〃 予測事項と理由 5
  〃 その対策 5
 墜落・飛来落下災害 5
  〃 予測事項と理由 5
  〃 その対策 5
 新規入場者教育 1
 工程管理 予想 R01 H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24-
H16
 工程管理の問題と理由 4
  〃 その対策 4
 品質管理 予想 R01 H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24-
H16
 搬入保管時の機材管理 2
  〃 留意事項と理由 2
  〃 その対策 2
 完了~引渡の機材管理 1
  〃 留意事項と理由 1
  〃 その対策 1

【2級 電気工事施工管理技士試験】

出題項目 予想 R01 H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24-
H16
 工程管理   3
 安全管理   5


実地試験のサンプル集
 1級2級 電気工事施工管理技士試験


  出題分析表と重点項目集、試験対策の優先順位がハッキリわかる

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     令和3年度から出題の問題4 計算問題の予想例題、10問を掲載。


【1級 電気工事施工管理技士試験】


1級 実地試験 問題2 電気一般 サンプル

1電気 実地  H30-2  H28-2  H26-2  H24-2  H20-2
機器の取付け

 機器の取付けは、機器の重量、大きさによって適切な方法で、造営材に堅固に取り付ける。
 照明器具の天井取付けは、重量の軽いものを除いては、天井スラブから直接ボルトによってつり下げ、二重天井に荷重をかけないようにする。
 床取付けの機器の取付けは、地震のときに移動したり転倒したりしないよう、躯体にアンカボルトで堅固に取り付ける。アンカボルトの太さ、本数は地震力に耐えるよう計算して決定すること。
 自立形制御盤などの底面積にくらべて高さが高い機器の取付けは、壁から頂部に振れ止めの措置をする。壁から離れている場合には、機器上部から斜めに背面支持材を取り付けて転倒を防止する。
 非常用発電機など防振装置を介して設置されている機器の取付けは、それぞれに適した耐震ストッパを取り付けて、異常な転移や転倒を防止する。


1級 実地試験 問題4 施工管理法 サンプル

1電気 実地  H30-4  H27-4  H24-4  H22-4  H20-4
火力・汽力発電所のタービン発電機

 重油・液化天然ガス・石炭などを燃やして、外部で発生させた高温の蒸気により、タービンを回転させ、動力や推進力を発生させる発電機をいう。
 回転子の構造は、タービン発電機は回転数が多いため、通常2極の細長い横軸の円筒形をしている。
 冷却方式は、空気冷却より冷却効果の高い水素冷却方式が採用されている。
 水素冷却方式は、熱伝導・熱伝達に優れており冷却効果が高い、比重が小さく回転子が回転するときの抵抗が少ない、不活性ガスなので内部構造を痛めにくい、全閉形なので異物混入もなく騒音もないなどのメリットがある。


1級 実地試験 問題4 計算問題 サンプル

1電気 実地  R04-4-1  R03-4-1
配電線路の線間電圧

下図の配電線路において、C点の線間電圧を求める。
電線1線あたりの抵抗はA-B間で0.1Ω、B-C間で0.2Ω、負荷は抵抗負荷とし、線路リアクタンスは無視する。

[解説]
C点の線間電圧は、A点の線間電圧から抵抗による電圧損失を引いた値になる。
単線結線図には1φと記述があり、実際は単相2線式なので、電線の抵抗を2倍として計算を行う。

[計算式]
B-C間を流れる電流 I2=20A
A-B間を流れる電流 I1=B-C間を流れる電流+負荷=30A
A-B間の電圧降下 V=2×I1×R = 2×30×0.1=6[V]
B-C間の電圧降下 V=2×I3×R = 2×20×0.2=8[V]
よって、C線間電圧の値は、V=210 – 6 – 8= 196 [V]

次のような、問題4 計算問題の例題、10問を掲載しています。

1電気 実地
配電線路の線間電圧

下図は、単相3線式の配電線路であり、負荷1、負荷2は、負荷電圧 100 V、負荷電流 15 A、力率0.9(遅れ)と接続している。
このときの、電源電圧は何Vか、答えなさい。
配電線路の電線1線あたりの抵抗を0.2Ωとする。
電線の線路リアクタンスは無視する。

解答:103 V

解説:
図の単相3線式の配電線路では、負荷1と負荷2が同じ大きさであるため、中性線では、電圧降下が起らない。
配電電線路の電路1線当たりの抵抗を r Ω、電流を I A、力率を cosθとする。
電圧降下 V1 は、近似式によって、V1=V-100[V]=I・r・cosθ=15×0.2×0.9=2.7 [V]。
負荷電圧が100 Vであるから、電源電圧は、V=100+2.7= 103 [V]


1級 実地試験 問題5 法規 サンプル

1電気 実地  H29-5  H28-5  H26-5  H24-5  H21-5
建設業法 26条の3-1 主任技術者及び監理技術者の職務等
 主任技術者、監理技術者は、工事現場における建設工事を適正に実施するため、建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理、その他の技術上の管理、建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない。


1電気 実地  H30-5-2  H29-5  H27-5  H25-5  H18-5
建設業法施行規則 25条の1 標識の記載事項及び様式
 建設業者が掲げる標識の記載事項は、店舗にあっては、第1号から第4号までに掲げる事項、建設工事の現場にあっては、第1号から第5号までに掲げる事項とする。
1 一般建設業又は特定建設業の別
2  許可年月日、許可番号及び許可を受けた建設業
3 商号又は名称
4 代表者の氏名
5 主任技術者又は監理技術者の氏名


【2級 電気工事施工管理技士試験】


問題2-1 語句記述 安全管理 サンプル

2電気 実地  H28-2  H26-2  H24-2  H22-2  H18-2
新規入場者教育

〇新規入場者カードに、連絡先や本人の健康状態、持っている免許資格などを記入させることで、無資格による違反の排除や重点項目などが、入場時に徹底・確認できる。
〇自分自身の体調などにも自分の責任、自己管理を認識させる。
〇元請以外に他社の職長からの指導も受け入れられるよう、他職の作業員にも新規入場者を紹介することも重要である。
〇現場内の機械、材料の危険性、取り扱い方法について教育を行う。
〇作業手順、作業開始時の点検項目について教育を行う。
〇整理整頓、清潔の保持、事故時の応急処置などについて教育を行う。


問題2-1 語句記述 施工管理 サンプル

2電気 実地  H29-2  H27-2  H25-2  H21-2  H18-2
機械工具の取扱い

○工具を使用する場合は、取扱方法、作業の仕方、周囲の状況など十分注意して慎重に作業する。
○工具に合った速さで作業し、指定された用途以外には使用しない。
○電気コードを持って工具を運んだり、コードを引っ張って電源コンセントから抜くなど、コードを乱暴に扱わない。
○クランプや万力を使用し、加工するものを固定して、工具作業を行う。
○無理な姿勢で作業せず、常に足元をしっかりさせ、バランスを保ち、工具作業を行う。
○電動工具は、電源プラグをコンセントにさし込む前に、スイッチが切れていることを確認する。
○電動工具を現場に新たに持込む場合は、持込み時に現場にて検査を行い、合格したもののみに持込許可証を貼付けてから使用させる。
○電動工具類は湿気の少ない場所に保管し、定期的に点検し記録を保存する。


2級 実地試験 問題4 計算問題 サンプル

1電気 実地  R03-4-2
配電線路の変圧器

下図の配電線路の変圧器の一次電流 I1[A] の値を求める。
負荷はすべて抵抗負荷であり、変圧器と配電線路の損失及び変圧器の励磁電流は無視する。

[解説]
損失と励磁電流が無視できるとき、変圧器の一次側と二次側は同じ消費電力となる。
二次側の回路(右)の消費電力Pの値は、
P=P1+P2=19.8+13.2=33.0[kW]
よって、1次側の電流I1は、I1 =P / V = 33[kW] / 6.6[kV] = 5.0 [A]

次のような、問題4 計算問題の例題、10問を掲載しています。

2電気 実地
変圧器の二次側の短絡電流

定格容量75[kV・A]の単相変圧器が、図のようにある。
定格二次電圧は200 V、百分率インピーダンスは 4 [%]である。
一次側に定格電圧6600 Vが加わっている。
この変圧器回路の二次側で短絡が発生したときに、二次側の短絡電流を求めなさい。
なお、変圧器より電源側のインピーダンスは無視する。

解答: 9.38 [kA]

解説:
定格二次電流 I_2n は、
I_2n=定格容量/定格二次電圧=75000/200=375 [A]
よって、二次側の短絡電流 I_2S は、
I_2S=I_2n/(%Z)×100=375/4×100=9375  [A] = 9.38 [kA]


問題5 法規 サンプル

2電気 実地  H28-5  H25-5  H23-5  H20-5  H18-5
建設業法 24条の2 下請負人の意見の聴取
 元請負人は、その請け負った建設工事を施工するために必要な工程の細目、作業方法、その他元請負人において定めるべき事項を定めようとするときは、あらかじめ、下請負人の意見をきかなければならない


2電気 実地  H29-5  H26-5  H22-5  H20-5  H18-5
建設業法 24条の3-2 下請代金の支払
 元請負人は、前払金の支払を受けたときは、下請負人に対して、資材の購入、労働者の募集、その他建設工事の着手に必要な費用を前払金として、支払うよう適切な配慮をしなければならない。


2電気 実地  H27-5  H25-5  H23-5  H20-5  H19-5
建設業法 26条の3-1 主任技術者及び監理技術者の職務等
 主任技術者、監理技術者は、工事現場における建設工事を適正に実施するため、建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理、その他の技術上の管理、建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない。


【1級 電気工事施工管理技士試験】

問題4 施工管理法 予想 R01 H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24-
H17
◇ 送配電設備
 架空電線路の雷害対策
 架空送電線の振動現象
 直流送電
 送配電系統の波及事故
 送電系統の中性点接地方式 2
 光ファイバ複合架空地線(OPGW) 1
 送電線の多導体方式 1
 電力系統の直流連系 1
 灯動共用変圧器 2
 遮断器の保護協調
 誘導加熱

【2級 電気工事施工管理技士試験】

問題4 施工管理法 予想 R01 H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24-
H17
◇ 送配電設備
 架空送電線のたるみ
 力率改善 2
 配電線路のバランサ 1
 送電線のねん架 1
 架空地線 2
 鋼心アルミより線(ACSR) 1